韓国ドラマ「最悪の悪」がディズニープラスのコンテンツブランド「スター」にて9月27日より独占配信されます。この秋注目の本作をPRするため、主要キャスト3人が来日し9月21日にTOHOシネマズ六本木で記念イベント&試写会が開催されました。 今作で主演を務め…
2023年9月2日香港の至宝、トニー・レオンがベネチア国際映画祭で金獅子生涯功労賞受賞。これまで出演作である『悲情城市』(1989)と『シクロ』(1995)、『ラスト、コーション』(07)は最高賞の金獅子賞を獲得しており、その功績が認められました。 授賞セ…
あの超級人気ドラマ『愛の不時着』(Netflix )で日本はもとより世界的に人気を拡大したヒョンビンが、『愛の不時着』以降、初主演を務めるのが本作です。 2018年に公開されたアクションサスペンス作『コンフィデンシャル/共助』にヒョンビンは北朝鮮の刑事…
マ・ドンソクの新作『狎鴎亭(アックジョン)スターダム』が9月8日 (金)より公開される。日本で人気の韓国スターのナンバー1はマ・ドンソクと断言しても間違いではないだろう(言い過ぎ?)。 なにしろ名声は世界に轟き、アメリカ映画『エターナルズ』(2…
「もっと空が見たかったから・・・」 なんてセリフから始めると、追憶型感動映画のようでキザなことこの上ないですが、正直、東京生活が年々窮屈に感じられていたのは確か。 並び立つマンションに仰角が削られ、かつての『パネルクイズ アタック25』よろしく…
4K版で蘇った『さらば、わが愛/覇王別姫』(93)『ブエノスアイレス』(97)の上映で主演レスリー・チャンの評価が改めて急上昇しています。そこでエンタメパレスでは長年のファンである島津美穂さん(元写真家)とインタビュー経験のある村上淳子さん(映…
4K版で蘇った『さらば、わが愛/覇王別姫』(93)『ブエノスアイレス』(97)の上映で主演レスリー・チャンの評価が改めて急上昇しています。そこでエンタメパレスでは長年のファンである島津美穂さん(元写真家)とインタビュー経験のある村上淳子さん(映…
レスリー・チャン(張國栄)が亡くなったのは2003年4月。今年は没後20年になる。(以前Twitterにも書いたが)80年代や90年代は、香港に行くたびにレスリーの新作映画を見る機会があった。劇場(戯院)にワクワクしながら通ったものだ。 レスリーのニューアル…
日本と中国の戦いに翻弄された実在の女性としては川島芳子、李香蘭がよく知られていますが、本作『女スパイ 鄭蘋茹(テンピンルー)の死』(徳間書店)で描かられたテンピンルーを知る人は少ないかもしれません。 第12回歴史作家協会賞作品賞の候補作に選ば…
この分野を特集した地味な月刊文芸誌が完売・重版するほどの人気作『陳情令』や『山河令』などの中華ファンタジー時代劇。シャオ・ジャン(肖戦)をはじめとする匂い立つような美形男優たちの演じるブロマンスドラマが女性たちを虜にしているようだが、香港…
友情や憎しみを超えて相手と同化したい ジョン・ウーは、美しいもの、清らかなもの、純粋なものと対比して「悪」を描くといった手法をよく使うが、この映画でもそうだ。 教会での大殺戮。敵の放ったマグナム銃によって崩壊する聖母子像。銃弾の音に驚き飛び…
初めまして!トラベルライターの松田朝子です。コロナによる渡航制限が始まった2020年から韓 国ドラマを見始めて、気付けば沼の真っ只中。 そんな私が最近面白いと思ったドラマは、『クイーンメーカー』。これは選挙戦にフォーカスした復讐劇なのですが、私に…
マギー・チャンの女優魂 ロアン・リンユイ(阮玲玉)が最後に愛したとされる男は、聯華撮影所の映画監督蔡楚生だ。この蔡監督役をレオン・カーファイが好演している(蔡監督は妻子持ちだったという)。 1934年、蔡楚生監督はリンユイを主演に、知的な女性の…
マギー・チャン(張曼玉)の「レトロスペクティブ」が渋谷Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下で開催(2023年6月16日〜7月13日)、全9作品が上映される。 年季の入った香港映画ファン、マギー推しのファンには憎っくき恋敵であるフランスのオリヴィエ・アサイヤス…
6月2日にドラマ「AND JUST LIKE THAT... / セックス・アンド・ザ・シティ新章(AJLT)」のシーズン2にサマンサ役キム・キャトラルがカメオ出演することが明らかになり、私も含め小躍りしたファンが多かったのではないでしょうか。 AND JUST LIKE THAT... / …
あの『冬のソナタ』(02)の大ブームから早や約20年。もうすっかり日本に人気が定着した韓国ドラマ。 それにしてもドラマを見ているとよくラーメンを食べるシーンが出てきます。そして必ずキムチと一緒に食べるのがお約束と知って、韓国式にラーメンにキムチ…
海外ドラマ評論家という仕事柄、あらゆるジャンルの作品を観ますが、個人的に大好物なのはラブコメです。社会派やサスペンスなどに比べて下に見られがちですが、女性に人気が高く需要があるのはやっぱりラブコメ。 ラブコメ大好物の私が過去5年観たなかで、…
ずっと気になっていた『女、ふたり暮らしています。』を読みました。 本作は韓国の人気コピーライターのキム・ハナと元ファッション誌編集者・ファン・ソヌの共同生活を書いたエッセイです。よくあるシェアハウスではなく、一緒にローンを組んでマンションを…
チケットが取れず劇場で観られなかった劇団☆新感線『薔薇とサムライ2』を12月13日ディレイビューイングで鑑賞。これは宝塚歌劇マニアなら10倍楽しめる作品だったので、ファンの視点でその3つの理由を解説します。 ざっくりしたストーリーは、女海賊アンヌ(…
あの「幼稚園」を発見 石塘咀市政大厦なる看板を掲げた街市を目安に、トラムを降りる。大通りを南へ曲がり、裏側に進んでいくと、まるで大陸に来てしまったかのような風景に出会う。道端に腰掛け、中国将棋に興じる男たち。どことなく「空気」が違う。じっと…
本記事は1998年発行の『香港電影城5』(小学館)の記事『ルージュの街を訪ねる』を再掲載したものです。当時、編集スタッフ&ライターだった松田久美子さんの記事をご本人の同意を得て今回掲載しました。名作『ルージュ』に主演したアニタ・ムイの命日は12月…
第35回東京国際映画祭で個人的にいちばん心に響いた作品が『消えゆく燈火』でした。 本作は新人女性監督のアナスタシア・ツァンが、香港政府が新人に資金を出すコンテストに応募し援助を得て制作。シルビア・チャンとサイモン・ヤムの名優コンビを主演に、新…
第35回東京国際映画祭と国際交流基金による共同トークイベント「交流ラウンジ」が10月29日に開催され、深田晃司監督と台湾のツァイ・ミンリャン監督の対談を取材。その中でとりわけ印象的だったことを抜き書きしました。 台湾を代表する監督のひとりであるツ…
メイベル・チャン、アレックス・ロー夫妻 イン東京 エンタメパレスやTwitterに香港映画関連の記事を久しぶりに書き始め、眠らせていた香港映画関連の資料箱を開けて、いろいろ見直していたところ、自分としては「大発見」があった。 以下そのことを香港映画…
プロローグ 少し前だが、仕事で知り合った人に「必見の香港映画を10本紹介して」と頼まれて結構悩んだが、悩むのもなかなか楽しかった。結局そのときは自分が一番情熱をこめて見ていた頃の香港映画を中心に選んだ。そして今回もやはり自分がかつて感動し、衝…
イントロダクション 2022年7月17日、第40回香港電影アカデミー賞の発表が発表され、映画『アニタ 梅艶芳』が助演女優賞、音響効果賞など5部門で受賞した。 アニタ・ムイを熱演したルイーズ・ウォン(王丹妮)が主演女優賞を逃したものの新人賞を獲得したのは…
コロナ禍でずっと韓国に行けない状況が続いているので、ついつい韓国の惣菜や韓国食材を買ってしまいます。 そんなときは、やっぱり合わせるドリンクもソジュやマッコリに。 韓国ドラマでマッコリを飲むときに アルミのカップで豪快に呑むのを観て、あれをや…
このところ不況の出版界でも、韓国の本が「K-BOOK」として注目を集めています。なかでもK-POPスターが推薦したエッセイが話題になっているのです。 あのBTSのジョングクの愛読書でもある『私は私のままで生きることにした』は日韓累計165万部突破(韓国113万…
もともと韓国はアジアのドラマ大国でしたが、その作品の人気はアジア圏中心のものでした。それが極限のデスゲームを描く『イカゲーム』(2021年よりNetflixで配信中)が世界的に人気爆発。 公開から26日で視聴世帯数が1億1100万を超え、Netflix史上最高の記…
いったいいつから結婚が恋愛のゴールから婚活のゴールに変化したのでしょうか? それなりの年頃にそれなりの恋をして結婚。それがごく普通の時代にゴールインしておいて自分は本当に良かったと胸を撫で下ろしています。いまの婚活マーケットで勝ち抜くスキル…