エンタメパレス

映画、海外ドラマ、本を中心に、執筆メンバーの激推し作や貴重な取材裏話など、エンタメ好きの心に刺ささる本音どっさりのの記事をお届けします。

韓国ドラマニアの密かな楽しみ!

あの『冬のソナタ』(02)の大ブームから早や約20年。もうすっかり日本に人気が定着した韓国ドラマ。 それにしてもドラマを見ているとよくラーメンを食べるシーンが出てきます。そして必ずキムチと一緒に食べるのがお約束と知って、韓国式にラーメンにキムチ…

推し活を絡めた韓国ドラマ『彼女の私生活』は、過去5年中ベスト・オブ・ラブコメ!

海外ドラマ評論家という仕事柄、あらゆるジャンルの作品を観ますが、個人的に大好物なのはラブコメです。社会派やサスペンスなどに比べて下に見られがちですが、女性に人気が高く需要があるのはやっぱりラブコメ。 ラブコメ大好物の私が過去5年観たなかで、…

韓国『女ふたり、暮らしています』を読んで思った、やっぱり阿佐ヶ谷姉妹が最強!

ずっと気になっていた『女、ふたり暮らしています。』を読みました。 本作は韓国の人気コピーライターのキム・ハナと元ファッション誌編集者・ファン・ソヌの共同生活を書いたエッセイです。よくあるシェアハウスではなく、一緒にローンを組んでマンションを…

宝塚ファンを歓喜させた3つの「まさか!」 劇団☆新感線『薔薇とサムライ2 −海賊女王の帰還−』

チケットが取れず劇場で観られなかった劇団☆新感線『薔薇とサムライ2』を12月13日ディレイビューイングで鑑賞。これは宝塚歌劇マニアなら10倍楽しめる作品だったので、ファンの視点でその3つの理由を解説します。 ざっくりしたストーリーは、女海賊アンヌ(…

映画『ルージュ』の街を訪ねる②

あの「幼稚園」を発見 石塘咀市政大厦なる看板を掲げた街市を目安に、トラムを降りる。大通りを南へ曲がり、裏側に進んでいくと、まるで大陸に来てしまったかのような風景に出会う。道端に腰掛け、中国将棋に興じる男たち。どことなく「空気」が違う。じっと…

映画『ルージュ』の街を訪ねる①

本記事は1998年発行の『香港電影城5』(小学館)の記事『ルージュの街を訪ねる』を再掲載したものです。当時、編集スタッフ&ライターだった松田久美子さんの記事をご本人の同意を得て今回掲載しました。名作『ルージュ』に主演したアニタ・ムイの命日は12月…

香港好きは涙なしには見られない!東京国際映画祭2022で注目を集めた『消えゆく燈火』

第35回東京国際映画祭で個人的にいちばん心に響いた作品が『消えゆく燈火』でした。 本作は新人女性監督のアナスタシア・ツァンが、香港政府が新人に資金を出すコンテストに応募し援助を得て制作。シルビア・チャンとサイモン・ヤムの名優コンビを主演に、新…

ツァイ・ミンリャン監督、深田晃司監督の対談で衝撃的だった3つのこと

第35回東京国際映画祭と国際交流基金による共同トークイベント「交流ラウンジ」が10月29日に開催され、深田晃司監督と台湾のツァイ・ミンリャン監督の対談を取材。その中でとりわけ印象的だったことを抜き書きしました。 台湾を代表する監督のひとりであるツ…

『誰かがあなたを愛してる』 勝手に新情報!(^^)!

メイベル・チャン、アレックス・ロー夫妻 イン東京 エンタメパレスやTwitterに香港映画関連の記事を久しぶりに書き始め、眠らせていた香港映画関連の資料箱を開けて、いろいろ見直していたところ、自分としては「大発見」があった。 以下そのことを香港映画…

香港映画ベストテン ① 『誰かがあなたを愛してる』

プロローグ 少し前だが、仕事で知り合った人に「必見の香港映画を10本紹介して」と頼まれて結構悩んだが、悩むのもなかなか楽しかった。結局そのときは自分が一番情熱をこめて見ていた頃の香港映画を中心に選んだ。そして今回もやはり自分がかつて感動し、衝…

香港の歌姫アニタ・ムイの生涯

イントロダクション 2022年7月17日、第40回香港電影アカデミー賞の発表が発表され、映画『アニタ 梅艶芳』が助演女優賞、音響効果賞など5部門で受賞した。 アニタ・ムイを熱演したルイーズ・ウォン(王丹妮)が主演女優賞を逃したものの新人賞を獲得したのは…

あのマッコリカップを「キャンドゥ」で発見!

コロナ禍でずっと韓国に行けない状況が続いているので、ついつい韓国の惣菜や韓国食材を買ってしまいます。 そんなときは、やっぱり合わせるドリンクもソジュやマッコリに。 韓国ドラマでマッコリを飲むときに アルミのカップで豪快に呑むのを観て、あれをや…

韓国の「自分軸を大切にする」エッセイが日本でも大話題に!

このところ不況の出版界でも、韓国の本が「K-BOOK」として注目を集めています。なかでもK-POPスターが推薦したエッセイが話題になっているのです。 あのBTSのジョングクの愛読書でもある『私は私のままで生きることにした』は日韓累計165万部突破(韓国113万…

祝☆エミー賞ノミネート、『イカゲーム』が「あえて…」×10で大成功した理由

もともと韓国はアジアのドラマ大国でしたが、その作品の人気はアジア圏中心のものでした。それが極限のデスゲームを描く『イカゲーム』(2021年よりNetflixで配信中)が世界的に人気爆発。 公開から26日で視聴世帯数が1億1100万を超え、Netflix史上最高の記…

婚活中なら共感!の「うちの子が結婚しないので」(垣谷美雨)と意外なアメリカ婚活事情

いったいいつから結婚が恋愛のゴールから婚活のゴールに変化したのでしょうか? それなりの年頃にそれなりの恋をして結婚。それがごく普通の時代にゴールインしておいて自分は本当に良かったと胸を撫で下ろしています。いまの婚活マーケットで勝ち抜くスキル…

追悼ウィリー・ガーソン、大好きドラマにはいつもアナタがいた!

『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』のスタンフォード役や『ホワイトカラー』のモジー役などを演じた名脇役ウィリー・ガーソンが57歳の若さで他界。ドラマでの活躍とプライベートで彼の魅力を振り返ります。 丸い眼鏡に坊主頭、小太り体型で画面にちょ…

ハワイラバーに超お薦め、ドラッグストアで買えるプルメリア風香りのハンドソープ!

コロナウィルスの影響で、毎日の手洗いは欠かせない重要なものとなりました。それに伴い手洗いのパートナーとなるハンドソープはどんなものを選ぶかも重要性が高まっています。 もちろん殺菌効果や手荒れ防止の実用効果も大切ですが、値段がリーズナブルでか…

香港で見た香港映画たち① 『恋する惑星(重慶森林)』

香港の映画館で映画を見る 僕が香港映画に夢中になったのは80年代中頃だからずいぶん昔の話だ。85年12月に初めて香港へ旅して、エネルギッシュな街の魅力の虜となった。 それ以降、毎年のように香港に行き、映画館(戯院という)で香港映画を地元の人たちの…