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マ・ドンソクが“マブリー”ぶり発揮! 韓国映画『犯罪都市 NO WAY OUT』ジャパンプレミア

 

 マフィアも恐れをなす“怪物刑事”マ・ソクトをマ・ドンソクが演じるアクションエンタテインメント「犯罪都市」シリーズ。その第3弾『犯罪都市 NO WAY OUT」が2月23日から全国公開される。

 身長178cm、体重100kg、超極太の上腕二頭筋を持つマ・ドンソクが強烈なパンチ力で敵を薙ぎ倒すのが恒例のこのシリーズだが、今回はなんと初のふたりの敵との対戦に。

 ベトナムでの凶悪犯一斉検挙から7年後を舞台に、ソウル広域捜査隊に異動したマ・ソクトが新種薬物事件の背後にいる凶悪な敵と戦う。
 日本のヤクザの親分(國村隼)に送りこまれたヤクザの解決屋と呼ばれるリキ(青木崇高)、汚職刑事チュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)と三つ巴の壮絶なバトルを繰り広げるのだ。

 IMAXでの同時公開が決定した本作、2月14日バレンタインデーに東京・グランドシネマサンシャインのIMAXシアターでジャパンプレミアが開催され、舞台挨拶には公式初来日となるマ・ドンソク、青木崇高、國村隼、イ・サンヨン監督が登壇した。

 

 

 『エターナルズ』(21)でハリウッドに進出し、『犯罪都市』シリーズではプロデューサーも務めるマ・ドンソクは、苗字と「ラブリー」を合わせた愛称「マブリー」と呼ばれている。 

 客席からの「マブリー」コールの大歓声を浴びながら登場すると、「こんばんは!」と日本語で挨拶し、「実際に会ってみて、私のこと、かわいいですか?」と指ハートをしながら会場を盛り上げた。

「会場に来てくださってありがとうございます。この作品は痛快アクションなので、ストレスを感じている方がいたらこの作品でぜひ解消してください。私が大好きで尊敬している國村隼さん、青木崇高さんと一緒に撮影できて、また日本で再会できて嬉しく思っています。みなさん楽しんでご覧ください。気に入っていただけたら周りの方にもご紹介ください」と呼び掛けた。

 『犯罪都市』シリーズではプロデューサーも務めるドンソク。今回の青木と國村のキャスティングは彼の意向が大きかったという。


「青木さんの出演作を観ていて、どの作品でも顔が変わっていて、違った顔を見せて演技をしているのが素敵でキャスティングをさせていただきました。青木さんが演じるリキを見た瞬間、この作品は完成したと思うほど素晴らしかった。國村さんが登場するシーンには、旋律が走りました」と称賛。

 長い日本刀を使い迫力の殺陣を見せた青木は「オファーを受けてマネージャーとすぐにハイタッチしました。でも、カッコ悪いアクションは見せられないと、そこからは『るろうに剣心』のチームと一緒にトレーニングしました」
と役作りの裏側を語った。

 出番は少ないながら、リキをソウルに送るヤクザの親分役で圧倒的な存在感を見せた國村は、「マさんから声をかけてもらって、シリーズ1から観ていた好きな映画でマさんと一緒にやれて嬉しかったです」と、初のカメオ出演を楽しんだようだ。

 当日は抽選で選ばれた幸運なファンとの“ハイタッチ会”も実施し、重量級体型や強面なルックスからは想像できないチャーミングな一面も見せてくれたマブリーだった。

 本作は韓国では興行収入100億円を超えるメガヒットを記録し、2024年上半期には、早くも第4弾の韓国公開が予定されている。

■作品情報
「犯罪都市 NO WAY OUT」
2024年2月23日(金)より新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開
監督:イ・サンヨン「犯罪都市 THE ROUNDUP」
主演・プロデューサー:マ・ドンソク「エターナルズ」「新感染 ファイナル・エクスプレス」
出演:イ・ジュニョク「ヴィジランテ」「神と共に 第一章&第二章」、青木崇高「ゴジラ-1.0」「るろうに剣心」シリーズ、國村隼「碁盤斬り」「哭声/コクソン」ほか

2023年/韓国/韓国語/カラー/シネマスコープ/原題:범죄도시3/105分/PG-12/字幕翻訳:根本理恵
(C)ABO Entertainment presents a BIGPUNCH PICTURES & HONG FILM & B.A. ENTERTAINMENT
production world sales by K-MOVIE ENTERTAINMENT

提供:ツイン、Hulu
配給:ツイン
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