ずっと気になっていた『女、ふたり暮らしています。』を読みました。 本作は韓国の人気コピーライターのキム・ハナと元ファッション誌編集者・ファン・ソヌの共同生活を書いたエッセイです。よくあるシェアハウスではなく、一緒にローンを組んでマンションを…
チケットが取れず劇場で観られなかった劇団☆新感線『薔薇とサムライ2』を12月13日ディレイビューイングで鑑賞。これは宝塚歌劇マニアなら10倍楽しめる作品だったので、ファンの視点でその3つの理由を解説します。 ざっくりしたストーリーは、女海賊アンヌ(…
あの「幼稚園」を発見 石塘咀市政大厦なる看板を掲げた街市を目安に、トラムを降りる。大通りを南へ曲がり、裏側に進んでいくと、まるで大陸に来てしまったかのような風景に出会う。道端に腰掛け、中国将棋に興じる男たち。どことなく「空気」が違う。じっと…
本記事は1998年発行の『香港電影城5』(小学館)の記事『ルージュの街を訪ねる』を再掲載したものです。当時、編集スタッフ&ライターだった松田久美子さんの記事をご本人の同意を得て今回掲載しました。名作『ルージュ』に主演したアニタ・ムイの命日は12月…
第35回東京国際映画祭で個人的にいちばん心に響いた作品が『消えゆく燈火』でした。 本作は新人女性監督のアナスタシア・ツァンが、香港政府が新人に資金を出すコンテストに応募し援助を得て制作。シルビア・チャンとサイモン・ヤムの名優コンビを主演に、新…
第35回東京国際映画祭と国際交流基金による共同トークイベント「交流ラウンジ」が10月29日に開催され、深田晃司監督と台湾のツァイ・ミンリャン監督の対談を取材。その中でとりわけ印象的だったことを抜き書きしました。 台湾を代表する監督のひとりであるツ…
メイベル・チャン、アレックス・ロー夫妻 イン東京 エンタメパレスやTwitterに香港映画関連の記事を久しぶりに書き始め、眠らせていた香港映画関連の資料箱を開けて、いろいろ見直していたところ、自分としては「大発見」があった。 以下そのことを香港映画…
プロローグ 少し前だが、仕事で知り合った人に「必見の香港映画を10本紹介して」と頼まれて結構悩んだが、悩むのもなかなか楽しかった。結局そのときは自分が一番情熱をこめて見ていた頃の香港映画を中心に選んだ。そして今回もやはり自分がかつて感動し、衝…