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パク・ミニョン、5年ぶりの日本ファンミーティングで『私の夫と結婚して』の“スカッとシーン”を明かす!

 最新主演ドラマ「私の夫と結婚して」(24)が大ヒットし、日本でも人気の女優パク・ミニョンの約5年ぶりとなる来日ファンミーティングが行われました。

 『キム秘書はいったい、なぜ?』(18)『彼女の私生活』(19)でラブコメ女王として君臨し、『私の夫と結婚して』では親友と夫に裏切られるも過去に戻って復讐するヒロインを壮絶に演じたミニョン。話題性、人気、美貌、演技力を兼ね揃えた彼女だけにファンミーティングの注目度は抜群で、3月23日東京公演はソールドアウトとなり、追加で3月31日NHK大阪ホールでも開催となりました。そんなチケット争奪戦のファンミーティングのオフィシャル・レポートをお届けします。


 来日ファンミーティング「2024 PARK MIN YOUNG ASIA FANMEETING“MY brand new DAY”in JAPAN」が、3月23日の東京公演に続き、3月31日にNHK大阪ホールで開催され、パク・ミニョンは日本のファンたちと感動の再会を果たした。

 オープニング映像が流れイベントの始まりを告げると、「私の夫と結婚して」のOST(挿入歌)「Bad Liar」のイントロと共にステージ上のLED画面が上がりパク・ミニョンが登場した。少し緊張したようにも見えたが、客席からの大きな歓声に応えながら歌い切った。東京では「みなさん会いたかったですか?」と日本語で、また大阪では「みなさん、めっちゃ会いたかったで」と関西弁で呼びかけ、ずっと会いたかったという日本のコンアル(パク・ミニョンのファンの総称)へ改めて挨拶をした。

 今回のイベントでは入場時にプレゼントとしてオリジナルのノート、フォトカード、ボールペン、定規が来場者全員に配られていたが、これはパク・ミニョン本人プロデュースによるものだった。本人からの愛情がたくさん詰まった豪華なプレゼントにイベント開始早々会場は感動の渦に包まれた。

 “2024 プロフィール更新”と題された最初のコーナーで彼女は、過去のプロフィールを見て、それを最新の情報に更新していった。最近の口癖について聞かれると、MCから教わりながら日本語で「よし、行こう!」、大阪では「よし、行くで!」「よし、行こか!」と何度か言ってみせ、観客から「かわいい!」という声を引き出した。また自信のある身体のパーツについて「肩と骨盤」と答え、美しいボディラインを披露したり、起きて一番にすることとして愛犬レオンの絵を描き、「早起きなので朝起きると一番はじめに目に入ってきます」と明かした。

 “近況4カット”のコーナーではプライベート写真などを公開した。大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行った時の写真や、愛犬レオンの写真、ピラティスの写真、「私の夫と結婚して」の撮影でウエディングドレスを着た時の写真の4カットを見せた。

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのエピソードでは、「乗り物酔いしやすくて激しいアトラクションは苦手」と前置きし「ハリーポッターのアトラクションでも、『止めて止めて』とずっと叫んでいました」と話し、笑いを誘った。
 またピラティスは、「仕事上、体のバランスが崩れやすいので始めました」と始めたきっかけについて触れ、かれこれ7~8年、今も週に1~3回続けていると話した。子どもの頃は体操やバレエをしていたというこぼれ話も出て、彼女の物事に熱心にコツコツ取り組む真面目な性格が窺えた。

 続く“「私の夫と結婚して」ベスト3”のコーナーでは、日本でも大ヒットとなったドラマについて深堀りした。事前にファンからアンケ―トをとった“スカッとしたシーンベスト3”の結果を見ながら、撮影時のエピソードなどを振り返るドラマファンには嬉しい時間となった。特に見事1位に輝いた「ミンファン(クズ夫)を背負い投げするシーン」は、パク・ミニョン自身も痛快だったと明かした。以前もドラマのために柔道技を練習したことがあり、このシーンは事前に段取りをよく打ち合わせし、ミンファン役のイ・イギョンとの息もよく合ったので実現した、と誕生秘話を公開した。

 

 先日ベトナムに行った際に撮影したというVlog(ブイログ:Video+Blog)映像を鑑賞した後は、ダンスステージが用意されていた。BLACKPINKのジェニーの「You&Me」をジャズバージョンでしっとりと歌い、ファンを魅了し、後半ではテンポアップと同時にダンサーと息の合った華麗なダンスを披露し、その美しいパフォーマンスに拍手喝采が起こった。

 “Ask about You”のコーナーでは事前にファンから募集していた質問に答えた。「撮影現場に3つだけ持っていけるとしたら?」という質問では、「あれこれ持ち歩くスタイルなので……」としばし悩むも、最終的にイヤホン、のど飴、iPadの3つに絞られた。「最近一番感動したことは?」という質問では間髪入れずに「今日」と答え、客席から大きな拍手が送られた。
 

 そして衣装チェンジの間には、たくさんの共演俳優たちからのメッセージ映像が流れた。ナ・イヌ、イ・イギョン、Highlightのイ・ギグァンなど最新作での共演者のほか、パク・ジンジュ、キム・ミギョンなど縁の深い豪華俳優陣のメッセージからパク・ミニョンの人柄を感じることができた。

 団体ゲームコーナー“究極の選択 With FAN”では、2択問題から彼女の答えをAかBか当てるというゲームが行われた。観客は彼女の答えを予想してAかBいずれかのカードを持ち上げ、パク・ミニョンの答えと同じなら勝ち進めるというものだった。「(A)パク・ミニョン セクシー!vs (B)パク・ミニョン 可愛い!」という質問では、本人はBを選択。「コンアルからは、可愛いと言われたくて……」と少しはにかむと、「可愛い!」コールの嵐が巻き起こった。そして最後まで勝ち残った強運の持ち主一人には、何と檀上でパク・ミニョンとツーショットポラロイド撮影という世界で一つしかない貴重なプレゼントが贈られた。
終盤にはファンが自らのスマホで撮影OKのフォトタイム、そして全員での記念撮影が行われた。この時、ファンからのメッセージを集めた動画がサプライズで流れると、パク・ミニョンは驚いた様子で画面を見つめていた。メッセージに返事をしながら笑顔を見せたり、思わず涙を流す場面もあった。ずっと応援しているファンからの気持ちが伝わり、サプライズは大成功となった。

 最後に彼女はファンに向けて準備したという手紙を朗読した。思いが込み上げ、目に涙を溜めながらも丁寧に思いを伝える姿に、客席でも感動の涙が流れた。さらに日本のファンのために練習したという宇多田ヒカルの「FirstLove」を披露し、日本語の歌詞も完璧に歌い上げ、「また会いに来ます」という最後の挨拶とともに感動のフィナーレを迎えた。

 終演後には、来場者一人一人の見送りをし、最後までファンへの愛情が溢れるイベントとなった。ダンスや歌、そして日本語まで、ファンを想いながらたくさん準備してくれたことが存分に伝わる公演となった。とても温かな来日ファンミーティングとしてパク・ミニョン本人、そしてファンの記憶に残るだろう。

 今後も、彼女は「2024 PARK MIN YOUNG ASIA FANMEETING“MY brand new DAY”」としてアジアツアーを展開する予定だ。

 

ⒸFRAU INTERNATIONAL