韓国ドラマ「最悪の悪」がディズニープラスのコンテンツブランド「スター」にて9月27日より独占配信されます。この秋注目の本作をPRするため、主要キャスト3人が来日し9月21日にTOHOシネマズ六本木で記念イベント&試写会が開催されました。
今作で主演を務めるイケメンで歌唱力にも定評のある“アジアの貴公子”チ・チャンウク、その妻役で『女神降臨』でヒロインの姉役だったイム・セミ、敵役を演じる大ヒット作品『イカゲーム』で行方不明の兄を探す刑事を演じたウィ・ハジュンの3人が登場し、会場は歓声に包まれました。日本からチャンウクの大ファンを公言している島崎遥香(ばるる)、韓国ドラマファンで知られるお笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司も参加して場を盛り上げました。
『最悪の悪』は潜入捜査官VS犯罪組織リーダーの手に汗握る駆け引きと激しいバトルに加え、大人の三角関係ロマンスも描かれるクライムアクション。1990年代、韓国・江南、中国、日本の麻薬密売トライアングルを探る捜査本部が設置された。その一員となった刑事パク・ジュンモ(チ・チャンウク)は、昇進を狙って麻薬カルテルに潜入することを決意。江南の元DJで現在は犯罪組織のリーダーであるチョン・ギチョル(ウィ・ハジュン)の信頼を得るため、彼のグループに順応していこうとするが、やがて疑われ始める…。
潜入捜査をする刑事に扮する生のチャンウクはもう圧倒的な美男。3人のなかでいちばん瞳がキラキラでした。“顔天才”といえば20代のチャ・ウヌの名前があがりますが、30代の“顔天才”は断然、チャンウクです。
今回は黒社会に潜入する役柄を意識してかブラウンでまとめたラフなファッションで革紐のネックレスとベルトがアクセントに。左手をポケットに入れたポーズが決まってました。
「お会いできてうれしいです。この作品は今振り返ると楽しい現場でしたが、絶えず緊張感を維持していなければならず、アクションシーンも大変で身体的にも精神的にもたやすい作品ではなかったです。どのように役の強弱のアクセントをつけていくべきか悩みましたが、信頼している監督のOKサインを信じながら役に取り組みました」と、これまでの恋愛ドラマや好青年役にはないハードボイルドなキャラクターに挑み新境地を開きました。
チャンウクと同じくブラウン系ファッションで固めたハジュンは個性初イケメン。犯罪組織のボス・ギチョル役をカリスマ性たっぷりに演じ「冷たくて何を考えているのか分からない人物として映りたいなと。相手に合わせて態度を変える曖昧な部分も持っている人物なので、まなざしやちょっとした間、呼吸などで表現できるよう心掛けました」と役作りについて語りました。
作品のプロモーションでは初来日のジュンモの妻役のセミは、「共演したおふたりの第一印象はもうカッコよくてドキドキでした。現場では仲間として、お互いに支え合いながら撮影しました。日本の方たちが韓国ドラマを楽しんでくださり私たちのドラマ『最悪の悪』も歓迎してくださっていることがわかりとても感動しています」
途中、チャンウクがセミの通訳担当さんのインカムが外れたのに気づき直してあげる姿を見て、スターらしからぬ優しさに心を掴まれました。シングルマザーの家庭でひとりっ子として育ち、母親想いで知られるチャンウクらしい気遣いでした。
最後は銀テープが飛ぶ祝砲で華やかに会見は終わりました。
終了後もチャンウク主導で壇上に残って客席をバックに3人で自撮りするなど、キャストも会見を楽しんでいるようでした。
犯罪組織のリーダーであるギチョルの懐に入るべく、組織に入り込むジュンモ。表向きの主従の関係、スリリングな腹の探り合い、ふたりの熱い演技バトルは壮絶!
ミッションが完了すれば、ジュンモは元の生活に戻れるのか? このゲームで最後に笑うのは誰なのか?
最後まで予想のつかない波乱の展開にハラハラが止まりません!
●配信情報
『最悪の悪』
ディズニープラス スターにて9月27日(水)独占配信開始
(全12話/初回一挙3話、4話以降は毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話一挙配信)
監督:ハン・ドンウク『傷だらけのふたり』(映画)
出演:チ・チャンウク『ヒーラー~最高の恋人~』『あやしいパートナー~Destiny Lovers~』『都会の男女の恋愛法』、ウィ・ハジュン『ロマンスは別冊付録』『イカゲーム』『シスターズ』、イム・セミ『ショッピング王ルイ』『女神降臨』
(C)2023 Disney and its related entities
村上淳子(映画ジャーナリスト/海外ドラマ評論家)
女性誌『anan』のライターとして活動後、海外ドラマ、映画を得意分野に取材、執筆。著書に『海外ドラマ裏ネタ缶』(小学館)『韓流マニア缶』(マガジンハウス)『韓流あるある』(幻冬舎エデュケーション)ほか。