エンタメパレス

映画、海外ドラマ、本を中心に、執筆メンバーの激推し作や貴重な取材裏話など、エンタメ好きの心に刺ささる本音どっさりのの記事をお届けします。

初恋から18年の紆余曲折を描く日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』

大ヒット作『余命10年』を監督した藤井道人が、祖父の国である台湾の映画陣たちと念願の日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』を創りあげました。 アジアの情報に力を入れているエンタメパレスでは、今回、台湾サイドのことを中心に作品の魅力をお伝えいた…

パク・ミニョン、5年ぶりの日本ファンミーティングで『私の夫と結婚して』の“スカッとシーン”を明かす!

最新主演ドラマ「私の夫と結婚して」(24)が大ヒットし、日本でも人気の女優パク・ミニョンの約5年ぶりとなる来日ファンミーティングが行われました。 『キム秘書はいったい、なぜ?』(18)『彼女の私生活』(19)でラブコメ女王として君臨し、『私の夫と…

プレスリーの元妻の シンデレラストーリーの裏側を描く映画『プリシラ』

ビートルズやクイーンなど多くのアーティストに多大な影響を与え、“キング・オブ・ロックンロール”と称されるエルビス・プレスリー。彼の歌手としての実力、派手なパォーマンスを知っていても、その元妻との関係を知る人は少ないのではないでしょうか。 本作…

性加害事件で逮捕された「推し」に傷つき、向き合うファンの声を記録したドキュメンタリー『成功したオタク』

「推し活」という言葉が広まり、お気に入りの俳優や歌手などを応援することが肯定的に捉えられるようになりました。 「推し」が生きがい、「推し」がいるから仕事や勉強も頑張れる人も多いはず。その反面、結婚や交際報道にショックを受けたり、あろうことが…

2024年アカデミー賞は『オッペンハイマー』が最多7部門受賞、『ゴジラ-1.0』にも栄冠!

3月10日(日本時間3月11日)にロサンゼルスのドルビーシアターで第96回アカデミー賞受賞式が開催されました。 13部門で最多ノミネートされた『オッペンハイマー』が、作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞・撮影賞・編集賞・作曲賞の7部門で見事、受賞! …

来日イベントレポ『SKYキャッスル』の知性派キャラから一転、キム・ソヒョンが生活苦の介護士を痛く切なく演じる映画『ビニールハウス』

これまで衝撃と驚きを感じた映画は数あれど、韓国映画『ビニールハウス』はそれが日常のなかで雪崩れのように起こる衝撃的な作品です。殺人鬼も極悪人も出てこない。主人公のムンジョンは仕事では信頼される優しい善人だったのに、ある事件を自らの判断で取…

マ・ドンソクが“マブリー”ぶり発揮! 韓国映画『犯罪都市 NO WAY OUT』ジャパンプレミア

マフィアも恐れをなす“怪物刑事”マ・ソクトをマ・ドンソクが演じるアクションエンタテインメント「犯罪都市」シリーズ。その第3弾『犯罪都市 NO WAY OUT」が2月23日から全国公開される。 身長178cm、体重100kg、超極太の上腕二頭筋を持つマ・ドンソクが強烈…

音楽プロデューサーの今だから言えること【THE東南西北】(連載5)

はじめに。 元ソニー・ミュージックエンタテインメントのプロデューサー今泉雅史です。 「最近のヒットチャートはわからない」「音楽の分断化が進み国民的ヒットがない」「昔の曲がいい、今の曲がいい」とか言い争うのはよしとしても、好きなジャンル以外に…

宝塚歌劇版『RRR』はインド版のテーマ、パッションを濃縮!

インド映画史上最高の制作費を投入し、2022年インド映画世界興行収入1位を獲得。日本でも大旋風を巻き起こしロングラン上演された『RRR』は、イギリス植民地時代のインドを舞台に、実際には会うことがなかった実在した独立運動のふたりの闘士をモデルに、ビ…

極道×美容師、ハチャメチャだけど純愛まっしぐらの台湾映画『ミス・シャンプー』

昨年秋、第36回東京国際映画祭で上映された台湾映画『ミス・シャンプー』が面白くて、激推ししたかったのですが公開未定で残念に思っていたところ、なんとNetflix で公開!多くの人にオススメできるのはほんとに喜ばしい。 本作は、日本版リメイクも製作され…

第75回エミー賞はゴールデングローブ賞と同じく三強ドラマに栄冠!

テレビ界のアカデミー賞とも称される第75回エミー賞の授賞式が1月15日、ロサンゼルスで開催されました。 最多受賞はコメディー・シリーズ部門の『一流シェフのファミリーレストラン』 一流レストランのシェフだった主人公が、亡き兄の遺したシカゴのサンドイ…

2024年ゴールデングローブ賞受賞結果をまとめて紹介!

第81回 ゴールデングローブ賞の受賞式が1月7日(現地時間)、米ビバリーヒルズで開催されました。 映画部門では作品賞を含む最多5部門で受賞したのは『オッペンハイマー』原子爆弾の開発に成功したことで“原爆の父”と呼ばれたアメリカの物理学者を描く。クリ…

新年のご挨拶

新春のご挨拶を申し上げます。 昨年は皆様のお力添えのおかげもあり多くの方々に『エンタメパレス』の記事を読んでいただくことができました。 今年は、昨年以上に楽しく読み応えのある記事をお届けできるように努めて参ります。 2024年もどうぞよろしくお願…

音楽プロデューサーの今だから言えること【ユニコーンのEBI(エビ)】(連載4)

はじめに。 元ソニー・ミュージックエンタテインメントのプロデューサー今泉雅史です。 「最近のヒットチャートはわからない」「音楽の分断化が進み国民的ヒットがない」「昔の曲がいい、今の曲がいい」とか言い争うのはよしとしても、好きなジャンル以外に…

元香港の芸能記者に聞いた最新・香港エンタメ事情

コロナ禍から香港のエンタメ事情はどのように変化したのか。『東方日報』 など5社でベテラン芸能担当記者として活躍したジェームス・ラムさんが来日。インタビューさせていただきました。 元ベテラン芸能記者のラム・ジェームスさん Q.トニー・レオンがハリ…

音楽プロデューサーの今だから言えること【HOUND DOG (ハウンド ドッグ)】(連載3)

はじめに。 元ソニー・ミュージック・エンタテインメントのプロデューサー今泉雅史です。 「最近のヒットチャートはわからない」「音楽の分断化が進み国民的ヒットがない」「昔の曲がいい、今の曲がいい」とか言い争うのはよしとしても、好きなジャンル以外…

音楽プロデューサーの今だから言えること【Scanch(すかんち)】(連載2)

はじめに。 元ソニー・ミュージックエンタテインメントのプロデューサー今泉雅史です。 「最近のヒットチャートはわからない」「音楽の分断化が進み国民的ヒットがない」「昔の曲がいい、今の曲がいい」とか言い争うのはよしとしても、好きなジャンル以外に…

TIFFCOM2023で開催「タイBLセミナー」レポート

今年、4年ぶりにリアルで開催されたTIFFCOMでの「タイBLセミナー」を取材してきました。TIFFCOMは「東京国際映画祭(TIFF)」と併催される、アジアを代表するコンテンツマーケットです。映画、テレビ、アニメなどを中心とした多彩なコンテンツホルダーが一堂…

香港映画祭2023 歴代興行収入第1位『毒舌弁護人』主演ダヨ・ウォンと監督のQ&A完全再現!

11月3日「香港映画祭2023 Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」にて「毒舌弁護人〜正義への戦い〜」が上映され、ゲストに主演の国民的スター、ダヨ・ウォンと監督・脚本を手掛けたジャック・ンがゲストとして登壇しました。 …

香港映画祭2023 Making Wavesオープニングと 話題作『風再起時』監督、脚本家のQ&Aレポート

昨年、連日満員御礼の大盛況となった「香港映画祭 Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」が今年も開幕。11月5日(日)までYEBISU GARDEN CINEMAにて開催されます。 初日のオープニングには上映作品全7作に関わったゲストが劇…

新旧韓流イケメン、キム・レウォン、チャ・ウヌ共演のサウンドパニックアクション映画『デシベル』

本作は、騒音が大きくなる瞬間に爆発する特殊爆弾で次々に大爆破事件を仕掛ける高IQの爆弾設計者と彼のターゲットになった元海軍副長の攻防を描くサウンドパニックアクションです。 ◇ストーリー 韓国第2の都市・釜山のある一軒家で、爆破事件が発生。そのニ…

東京国際映画祭2023にトニー・レオン降臨!

東京国際映画祭2023で10月26日に開催されたマスタークラスにて映画『2046』(04)終映後にアジアの至宝、俳優トニー・レオンが登壇。司会進行役の市山尚三氏とのトークではホウ・シャオシェン監督、ウォン・カーウァイ監督、ふたりに影響を受けて音楽、文学…

妻の余命宣告から夫婦で初恋の君を探すロードムービー『人生は、美しい』

これまでも余命宣告された主人公を描く作品は『最高の人生の見つけ方』(07)他いくつもあり、本作も同じレールを走るストーリーかと思いきやいい意味で予想を裏切られました。 『人生は、美しい』(11月3日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有…

美貌を武器にできなかった「マスクガール」の悲劇

アンニョン! トラベルライターの松田朝子です。最近、飛行機の中では機内の映画をパスして、ダ ウンロードした韓ドラをipadで観たりしています。そんな私が最近観たドラマは『マスクガー ル』。おしゃれなサムネに惹かれて観始めたら、結構ハードなサスペン…

音楽プロデューサーの今だから言えること【PSY•S(サイズ)】(連載1)

はじめに。 元ソニー・ミュージックエンタテインメントのプロデューサー今泉雅史です。 「最近のヒットチャートはわからない」「音楽の分断化が進み国民的ヒットがない」「昔の曲がいい、今の曲がいい」とか言い争うのはよしとしても、好きなジャンル以外に…

ヒョンビン史上最高にワイルドな魅力が全開!アフガニスタンを舞台に人質救出劇に挑む『極限境界線 救出までの18日間』

本作は名優ファン・ジョンミンと国民的スターのヒョンビンの記念すべき初共演で、現実にあった事件をもとに描かれ韓国初登場1位の大ヒット作です。 2007年、実際にタリバンによってアフガニスタンの砂漠で起きた韓国人23名の拉致事件は大きな国際問題となり…

ボクの出TOKYO記②田舎暮らし、植物生活と料理の関係

アジアエンタメの識者であるライター丸目蔵人さんが今年の初夏より岡山県の海浜エリアに移住。いちばんの問題だったネット環境を解決して、次の課題は野菜や果物を育てること。体験エッセイの第二弾を書いていただきました。 ボクの出TOKYO記①はこちらから。…

香港映画祭2023Making Waves 上映ラインナップ(全7作品)&上映スケジュール決定!

昨年、香港特別行政区設立25周年を記念して開催され連日満員御礼の大盛況となった「香港映画祭 Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」が今年は11月2日(木)~5日(日)YEBISU GARDEN CINEMAにて開催されます。この度、注目…

韓国ドラマ「最悪の悪」(ディズニープラス)の会見でチ・チャンウクの素敵さを再発見!

韓国ドラマ「最悪の悪」がディズニープラスのコンテンツブランド「スター」にて9月27日より独占配信されます。この秋注目の本作をPRするため、主要キャスト3人が来日し9月21日にTOHOシネマズ六本木で記念イベント&試写会が開催されました。 今作で主演を務め…

祝⭐︎ベネチア映画祭で栄冠! トニー・レオンのいい人伝説

2023年9月2日香港の至宝、トニー・レオンがベネチア国際映画祭で金獅子生涯功労賞受賞。これまで出演作である『悲情城市』(1989)と『シクロ』(1995)、『ラスト、コーション』(07)は最高賞の金獅子賞を獲得しており、その功績が認められました。 授賞セ…