韓国国内外で絶大な共感を集めた話題の映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』(6⽉13⽇公開)は、他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒ(キム・ゴウン)とゲイであることを隠し孤独に生きるフンス(ノ・サンヒョン)が最強の関係になる物語です。
本作の来⽇舞台挨拶付きプレミア上映会が 6⽉5日TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、なんと女優の上⽩⽯萌⾳が司会というサプライズに場内から驚きの声が…。
ひと足先に作品を観て「いたく感銘を受けました」という上白石が韓国語で「ようこそ⽇本にお越しくださいました︕」と主演のキム・ゴウン、ノ・サンヒョン、イ・オニ監督を迎え、会場からは大きな歓声が上がりました。
ゴウンは「去年に続いて今年も私が出演した作品を紹介することが出来て光栄です」と笑顔で挨拶。濃いグレーのタボっとしたパンツスーツに薄いグレーのTシャツを合わせたボーイッシュ・コーディネートは、小顔ショートヘアでスタイルのいいゴウンならではの着こなし。
サンヒョンは黒の革ジャンに白のTシャツという飾り気のないアイテムを元モデルだけあってカッコよく着こなしていました。サンヒョンはスマホを見ながら「こんばんは。フンス役のノ・サンヒョンです。お会い出来て嬉しいです」と懸命に練習したであろう⽇本語で挨拶し、観客を喜ばせました。
上⽩⽯から本作出演のきっかけは?という質問に、ゴウンは「台本を読んでみたら、あっと⾔う間に読み終わりました。こんなに楽しい⾯⽩い作品は早く作られるべきだという気持ちが強かったです」
サンヒョンは「⾯⽩いシナリオだったし、ゴウンさん、オニ監督と⼀緒に作仕事が出来るというのも出演の決め⼿でした」
続けて上⽩⽯から「どんな 20 代を過ごされましたか︖」の問いかけにゴウンは「⼤学時代は誠実に模範的な学⽣として頑張っていました。私はジェヒほど遊ばなかったのでそれが残念でした。でも本作ではたくさんのクラブシーンがあり、そこではワイワイと騒いで遊びまくっています」(笑)
サンヒョンは「⼤学に⾏ったり、モデルの仕事や演技の仕事もして、軍隊にも⾏ったり、多様な経験をして紆余曲折ある⼈⽣を過ごしていました。アメリカにも⻑い間住んでいたこともあり、⾃分のアイデンティティについて混乱を抱えていました。でもそのお陰で今回演じたフンスの混乱ぶりも理解できた気がします」と役柄と共鳴した部分を答えました。
上白石は「お二人の芝居を超えたリアルな感情が写っていたように感じました」と賞賛。
オニ監督は「私の 20 代は失敗を恐れながら過ごしていたので、本作を通じて当時⼼残りだった 20 代をもう⼀度取り戻そうとするような意欲を含めて映画を作りました」と本作に込めた想いを明かしました。
お気に⼊りの場⾯についてゴウンは「映画には2人の13年間の友情が描かれています。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、最後に2人が会うシーンを見ていただければこの映画を観て良かった!と思ってもらえるはずです」
サンヒョンは「ジェヒと大親友だからこそ何度か衝突もあり、激しくケンカするシーンはとても印象に残っているます。2人の関係性をうまく表していると思います」
最後にオニ監督は「皆さんにこの映画をどのように観て頂けるのか⾮常に楽しみ︕」と⽇本の観客に呼び掛け、サンヒョンは再びスマホを⾒ながら「今⽇はお越しいただきありがとうございます。映画を楽しんでください。そして⼼が温かくなる⼀⽇になったら嬉しいです」
と⽇本語でアピール。
ゴウンは「こうして皆さんにお会い出来て⼼から嬉しく思います。皆さんがこの映画をどんな⾵に観てくださるのか今からワクワクしています。肩の⼒を抜いて気楽な気持ちで楽しんでいただけたら嬉しいです」とニッコリ。
上⽩⽯も「お三⽅の温かさがそのままスクリーンに映っているような映画になっています」と作品の魅力を語り舞台挨拶は終了しました。
◇取材裏話
マスコミ受付時間に現地入りしたら、すでに99%のプレスが会場に着席しておりびっくり!普通は受付時間でここまで満席になることはあまりないので、これは上白石萌音効果に違いないと思いました。でも今回、司会の彼女はオーラを消し、丁寧な言葉遣いでゲストを立てており、人柄の良さと利発さを感じさせました。
ゴウンとサンヒョンは高身長、小顔のアジアンビューティーぶりが際立っていました。揃ってモノトーンを着こなしたふたりはモード誌から出てきたようなスタイリッシュさ。ゴウンは写真撮影では顎に両手の平を添えるポーズをするなど茶目っ気を披露。サンヒョンはスマホを見ながら日本語のコメントに果敢に挑戦してくれましたが、少し照れた感じでシャイな印象を受けました。
◇作品詳細
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』
2025年6月13日より全国公開
2024 年/韓国映画/韓国語/原題︓대도시의 사랑법(英題︓Love in the Big City)/1時間58分/カラー/1.85:1/5.1ch/字幕翻訳︓本⽥恵⼦
原作︓⼩説『⼤都会の愛し⽅』 より「ジェヒ」(パク・サンヨン著、オ・ヨンア訳/亜紀書房)
監督︓イ・オニ
出演︓キム・ゴウン、ノ・サンヒョン
提供︓KDDI 配給︓⽇活/KDDI
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